採型についてご説明します!
採型器はビーズクッションのような椅子で、形を自由に変えられます。
普段通りの様子を見させてもらって、姿勢を皆さんと一緒に検討していくのが採型だと思っています。いつものおもちゃで遊び、お気に入りの動画を見ながら、採型をリラックスして行いたいと考えております。
採型で椅子をつくるプロセスを簡単に見てみましょう。
バギーでの様子を見てみました。
姿勢の崩れはありますが、とても上手に座っています。
バギーでお出かけするのが大好きな様子です。
上向きに寝てもらってリラックスしてもらったり、抱っこしてみたりします。
身体に痛いところがないか、倒れやすい向きがあるか、見ていきます。
変形していて倒れるのか、力が入ってしまうのか、原因を先生方に教えてもらったりしながら検討します。
採型器に乗ってみました。ビーズクッションのように柔らかい椅子です。
「丸くリラックスした姿勢」や「しっかり骨盤を起こしたシャキッとした姿勢」など、いろんな姿勢を試してみます。
ダイナミックに変えることが出来きます。
姿勢については理学療法士や作業療法士の先生方や親御さんと一緒に相談します。
採型のメリットはみんなでイメージの共有が出来ることです。
「これなら食事が食べられるね」「ベルトをつけた方が良いかな」「いい表情してるね」とみなさんが姿勢に納得できれば、採型は終了となります。
採型には10~30分ほどのお時間をいただいております。
採型の後にフレームや細かいオプション(ベルトやテーブルの仕様)と役所への申請についてご相談します。
Structure Sensor(3次元スキャナー)を用いて3次元形状データを取り込みます。
精度が高く1分程度で形状の取り込みができるようになっています。
いろんな姿勢を試したい、という場合には一旦取り込みした後に、違う姿勢も試してみるということが可能になります。
採型からおよそ1か月後に仮合わせを行います。
形状を元にクッションを作成します。フレームに載せて仮合わせを行います。
日常生活の中で姿勢の検討が必要な場合は、このあと試乗することもあります。
仮合わせが完了するとカバーの縫製などの仕上げに入ります。
写真は以前に椅子を作成した方のご厚意で、椅子づくりについて知っていただくために写真使用のご許可をいただいております。転載等や資料等へのご使用はお控えください。ご理解のほどお願い申し上げます。